mimiumへのトランスパイラmmmmをつくっている 今回はこのプロジェクトについてのお話です。 github.com つくった動機とか今後とかをメモっておく用途です。 mmmmとは 勉強用につくった、独自言語(mmmm言語)から音楽プログラミング言語mimiumへのトランスパ…
mimiumさわってみた 先週8/21にmimiumのv0.1.0がリリースされ、Ubuntu向けバイナリがでていたので触ってみました。 mimium.org mimiumって? 2019年のIPAの未踏プロジェクトに採択された音楽プログラミング言語です。未踏プロジェクトの成果報告会時のバージ…
あらまし なんとなくアセンブリ言語に入門したのでそのとき詰まったこと等を記します。入門の成果である以下のコードを参照したりします。 my first (ARMv6) assembly program - gist.github.com まずはじめに、基礎知識を学ぶにあたって以下の本をまず通し…
現職を今月末付けで退職します。 現職に入社したのは2018年の1月ごろだったと思う。 入社当初はモダンフロントエンド開発やJavaScriptに初めて触れて、こんな世界もあるのかーと感動した記憶がある。reduxわからない日々が続いたのも覚えてる。Unity管理画面…
ここ一番のカレーができたため、そのレシピを忘れないようにメモした記事です。 背景 神保町の三省堂のある交差点にあるカレー屋さんビストロべっぴん舎のスパイシーなカレーがとてもおいしくて、ふとカレー自作してみると家でも似た味をつくれるのではと思…
3年弱ぶりに新作つくりました。 ジェネラティブアートの手法を使ってつくるつもりが脱線した結果こうなりました。ついでに元の画像編集ソフトのファイルも合わせて過去の分も合わせてGitHubに置くことにしました。ライセンスどうしたらいいかわからないけど…
先日(2019年10月ごろ)音プログラムをつくりました。 github.com こいつ自体はCC0でリリースしてるのでソースコードから知識をどうぞパk参考にしてやってください。すごい音プログラムではないけど、こういうプログラムを作るときに考えることや知っておく…
tanasinnをぼくの手の上に この記事ではGoを使ってコマンドラインプログラムを書いたよーという話をします。 tanasinnコマンドがほしい ところでみなさん、tanasinnを知っていますか? tanasinnというのはインターネットミームのひとつです。2ちゃんねるの掲…
今回はとっても愚痴記事です。読まないことをお勧めします。 ぼくがやりたいことはいくつかあって(一般にはたくさんと呼ばれるらしい)、それを実現するために動きたいと常日頃考えている。先日はやりたいことのひとつである「リアルタイム操作可能なシンセ…
あらまし 最近GitHubを眺めていたらオープンソースなDAW (Degital Audio Workstation; つまり作曲ソフト)を発見しました。 そんなDAWの名はZrythm。 www.zrythm.org そのDAWは、 ほとんどC言語で書かれており、 開発を開始したのが2018年7月からのようであり…
この記事はNextremer Advent Calendar 2019の25日目の記事です。ハッピーニューイヤー!(開き直り) Hysteresis 2019年の暮れに、ひとつCommon Lispのライブラリをつくりました。これは、このライブラリのもつ値設定マクロsetfを通してシンボルに値を設定す…
ひょんなことから見つけた*1のでちょっと遊んでみました。 CORBITとBOOPSについて CORBIT (CommonORBIT) はCommon Lisp用のプロトタイプベースのオブジェクト指向ライブラリです。 Package: lang/lisp/oop/non_clos/corbit/ どうも、Orbitというプロトタイプ…
この記事は以下の記事の続きです。 octahedron.hatenablog.jp 上の記事の内容も利用しているので、適宜参照ください。 ストーリー終盤のギミックについての不具合対処記事なのでネタバレを含みます。ご注意を!!
あらまし 先日、チャンスは一度きりなゲームOneShotのGNU/Linux版がリリースされました。ふだんUbuntuのLTS版を利用しているので、いままでWindows 10に切り替えなければ遊べなかったOneShotをいつもの環境で起動できるのはとてもうれしいです。 steamcommun…
2019-05-02 19:51追記 プロファイル取得用のイメージを作成する手順がありますが手順を間違えると処理の実行のたびにfaslのダンプが行われて計測結果を汚すので注意してください。イメージ作成手順にも追記します。 TL;DR Clozure CLの以下ドキュメントに書…
2018年振り返り 今年はいろいろあったので、振り返りしてみようという気になった。触発されたというのもある。 働いた 2017年末にはなんか落ち込みが発生して自信をかなり損なっていた時期があったけど、2018年1月からは働きはじめた。対話AIをやっている会…
遅刻してますが、この記事はセルオートマトンアドベントカレンダーの23日目の記事です。 あらまし 離散的な力学系であるところのセルオートマトンは、カオス的なふるまいをすることで知られています。カオス的であるなら、そのふるまいを暗号学的なアレとか…
この記事はLispアドベントカレンダーの7日目の記事です。 ざっくり Common Lispの処理系マネージャ・スクリプティング環境であるRoswellとライブラリバージョン固定化ツールQlotを用いて、 Common Lispのプロジェクト(システム)の実行可能バイナリを作成し…
Common Lispと時間とタイムゾーン この記事はLispアドベントカレンダーの4日目の記事です。 あらまし Common Lispで日時を扱う場合、ANSI仕様には日時のための関数がいくつか定められていますが極めて基本的なものしか存在しません。日時から文字列への変換…
Forthを実装する スタックベース変数いらずのふしぎなプログラミング言語、ForthをCommon Lispで実装しました。というか絶賛開発中のufというもので、これです。 github.com 執筆時点で 整数値のパース 基本的なスタック操作命令と出力 ワード(Forthにおけ…
その昔、Lispを実行することに特化したマシンがありました。Lispマシンと呼ばれたそのマシンは、当時の人工知能ブームの後押しを受けて盛んに製作されていたそうです。MIT AIラボのCONSマシンやCADRマシン、それに日本でもいくつかつくられたようです。 Lisp…
このごろ、ハッシュテーブルの実装について考えていました。 それはひとつに「Common Lispでいつも使っているハッシュテーブルってどうなっているの?」という疑問があり、もうひとつには「オレオレLispを実装するときホスト言語によってはハッシュテーブル…
Nikoに届いていた謎のリクエストを分析する Nikoを社内で運用していたところ、以下のような謎のリクエストがログに残っていました(被害者かもしれないので、いちおう出てくるIPは隠しています): xx.xx.xx.xx - [24/Jul/2018:04:52:44 +00:00] "GET /login.…
Niko NikoというGitHub上のメンションをSlackで教えてくれるソフトウェアをつくりました。 もちろんCommon Lisp製です github.com NikoはGitHubのWebhookとして動作し、GitHub上のissueやプルリクエストの本文や、それらに対するコメントやレビューの中のメ…
TL; DR Lispをつくろうとして失敗しました。ちーん。 どんなものをつくろうとしたか Common Lispのすごく小さなサブセットをつくろうとしました。それをつくることで、普段使って理解した気になっているCommon Lispのパッケージやリードテーブル、ひいては実…
自分で言語を実装したとき、できればWebページ上でさっと試せるとカッコいいなと思いますよね。たとえばこんな感じで: http://golang-jp.org/ https://islisp.js.org/ https://jscl-project.github.io/ https://www.haskell.org/ 今回ぼくは自作の言語に対し…
TL; DR Nimに入門してアプリケーションをつくるまでの道筋を書きました。 Nimってどんな言語? NimはPythonっぽい見た目をもつ、コンパイラ言語です。静的型付きで、ネイティブコードを吐き、あといちおうメタプログラミングもできるという言語です。 このsl…
はじめに この記事は、ジェネラティブアートと呼ばれる、なんかコンピュータで生成したっぽいアーティスティックでカッコイイ画像を生成するために悪戦苦闘した、一人のプログラマの記録である。 ジェネラティブアートとは ジェネラティブ(generative, 生成…
この記事 Haskell で yes コマンドを実装した に触発されて、yesコマンドをCommon Lispでモダンに書いてみました。 速度があまり速くなく、識者のご指摘をいただきたいところです。 2017/12/01追記 ご指摘いただけました! 後ろの方に追記しました。 コード …
この記事は技術記事ではありません。自己分析のための独白のようなものです。 この記事を書いた経緯 雲が空高く流れる季節となったこのころ、二〇一七年十月末日をもって、ぼくは無職になりました。こうなると平日のほぼ全ての時間、独りで過ごすことになり…