octahedron

LemとSKKとCommon Lispでたたかうプログラマのブログ

2018年振り返り

2018年振り返り

 今年はいろいろあったので、振り返りしてみようという気になった。触発されたというのもある。

働いた

 2017年末にはなんか落ち込みが発生して自信をかなり損なっていた時期があったけど、2018年1月からは働きはじめた。対話AIをやっている会社で、それまでSIer (Java)やWeb屋さん(Python)としてやってきたぼくとしては新たなチャレンジだった。とはいえWebまわりをやっているけれど、いろいろなことを学んだし、(Lisperなのに)(遅いけど)対話AI、というか人工知能に興味を持つことができた。神戸大学LISPマシンを見にいったときのことも大きなきっかけである(第7回関西Lispユーザ会に行ってきた)。

読書

 あんま読んでない…。スループットは悪く、年に24冊だった。内訳としては、小説多め。今年は『エコープラクシア』『最後にして最初のアイドル』『リスの生態学』『貨幣の新世界史』『エル・アレフ』『死刑 その哲学的考察』『ペンギンの島』『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』、などなど。SFは収穫多かった。就職祝い(セルフ)に買ったイーガンの直交三部作は本棚をしっかりと支えています。読みたい。あとは、後述するけど音声信号処理関連の読んだけど、まだわからん…。あと、ついに『LET OVER LAMBDA』を読んだよ!! マクロって書いていいんだね!!

太った

 なぜだかわからないけど太った。きっと運動を控えめに、食事を盛大に行ったためだと思われる。怖いので体重を計測していない。帰省しているので、戻ったらまずは計測して、そして、運動をしてやせたい。

プログラミング

 いくつかトピックがあるので分けて書く。

シンセサイザーづくり

 つくってみたいもののひとつだったので、えいやっとつくりはじめてみた。とりあえずノリで実装してみてたけど、平行して書籍を読むこともした。『サウンドプログラミング入門――音響合成の基本とC言語による実装』で基本を押さえ、『サウンドエフェクトのプログラミング―Cによる音の加工と音源合成』でエフェクトのつくりかたを…わからなかったけど…。音を鳴らすのは簡単(でもない)けど、シーケンサを生やすためのイベントスケジューラを書けなくて、実力の不足を実感した。シーケンサ、生えろ。

Nim -> Rust

 興味があったのでNimを去年からいじっていた。初めてのLispをつくってみたり、上のシンセサイザーつくりに利用してみたりした。ただ、なぜか処理系の不具合を踏み抜いたようで、シンセづくりが完全にストップしてしまったのであきらめた。そのままRustに入門して、絶賛勉強中。ちなみにシンセはCommon Lispでもつくりはじめてみた。シーケンサがやっぱり鬼門。

言語を処理でき…そう…?

 去年末はNimでLispをつくっていたけど、仕組みがわからないので引き続き勉強していた。パタヘネ読んだし、仮想機械のサーベイをしたり、実際にCPUエミュレータVMを実装してみたりした。そしてForthとの出会い。そのあたりはこちら『プログラミング言語Forthに魅せられて。』にしたためておいた。定数を扱える、規格の動作をすこしずつ再現できてきているので、もしかしたらいわゆる「ちゃんとした言語」というやつになるかもしれない。

来年は

 いろいろ結実して、生えてきてほしいなあ。